売買契約の流れ(購入)
購入物件が決まったら、「申込書」にご記入頂きます。売主様と契約条件の調整・確認後、売買契約となります。契約に先立ち、宅地建物取引士より重要事項説明を受け、内容を十分に理解した上で契約に臨みましょう。
1. お申込み
買主様に買付証明書(買付申込書)をご提出いただきます。申込金は不要です。
- 記入内容:購入希望額 / 契約希望日 / 契約条件 など
- 法的な拘束力はありませんが、購入意思を明確にする書面です。
- 売主様より 売渡承諾書 をいただければ契約が確定します。
買付証明書
売渡承諾書
2. 媒介契約締結
不動産業者に売買物件を依頼する際には、媒介契約を結びます。仲介業務・仲介手数料などがこの契約で定まります。
3. 重要事項説明
宅地建物取引士より重要事項の説明を受け、署名・捺印して頂きます。取引条件、法令上の制限、インフラ整備等についての説明です。
(重要事項説明書・告知書の提示を含みます)
4. 住宅ローンの事前審査
通常、契約前に金融機関で事前審査を行います。
5. 売買契約締結
契約書に署名・捺印して頂き契約が成立します。
- 手付金(売買代金の一部に充当)
- 印紙代(契約書貼付用)
- 仲介手数料(0~50%)
6. 契約履行(買主様)
- 融資本申込み(期限内)— 不承認の場合は白紙撤回・手付金返還
- 農地の場合:農地転用許可申請(買主様負担・行政書士へ依頼)
- 市街化調整区域で住宅目的の場合:都市計画法第34条11号許可申請(買主様負担・行政書士へ依頼)
7. 契約履行(売主様)
- 建物解体・整地
- 測量
- 抵当権の抹消
8. 決済・引渡し
所有権移転登記のため平日に実施。売買代金の支払は金融機関での振込が一般的です。
売主様
- 登記識別情報・印鑑証明書・実印・本人確認書
- 抵当権抹消登記・住所変更登記がある場合は司法書士への支払い
- 仲介手数料の支払い
- 建物の場合:「鍵」「付帯設備の保証書・取扱説明書」の引渡し
買主様
- 住民票・本人確認書
- 残代金支払い・固定資産税日割按分の支払い
- 分譲マンション:管理費・修繕積立金の精算
- 司法書士への手続き費用・仲介手数料の支払い
司法書士
当日、法務局にて所有権移転登記手続きを行います。
(仲介業者が全体をコーディネートします)